3月のむすび庵

今月のむすび庵は「春の種まきと野草料理を楽しむ!」でした。

まずは農作業で何かと必要な寸法を体の一部を使って測る、という事で自分達の身体を色々と測りました。昔から日本で使用されていた寸法体系の尺貫法の単位で、尺、寸、尋(ひろ)、咫(あた)、握(つか)、歩等を長男シンとお互いに測りました。むすび庵オリジナルの寸法として肘をまげて指先から肘までを1「シュワッチ」と名付けて測りました。 ここでわかった事。尋は両手を広げた長さで大体身長と同じだといわれていますが、テッチャンは手長で181センチの身長に対して尋は185センチ。シンも遺伝なのかやっぱり手が長く尋148センチもありました。

そしてこの後畑に出てニンジンの種まきをしましたが、この時畝に作る溝は10センチ、種は一粒づつ2センチ間隔でまいていく、という指示の時に先ほど測った身体尺を利用して寸法を決めるのです。 とはいうもののこの種まきははてしなく地味な作業で、シンなどはやり始めてすぐに「どこまですると?」「終わるまでたい。」「大変すぎる。」と弱音を吐きます。 ここは父として冷静に「そうやろ。この大変な作業をお百姓さん達がやってくれるおかげでおいしい野菜が食べられるわけやね。」と答えます。「うん。」「そしたら今度から野菜の好き嫌い出来んな。」「そやね。」少しでも理解してくれればいいですね。

この後は野草摘み。ツクシ、カラスノエンドウ、ノビル、ヨモギ、ナズナ、ヘアーリーベッチ等の野草を採るのですが、早い話、野良に生えている草を採って食べようってことです。しかもヘアーリーベッチって名前はなんだか格好良さそうですが、要は畑の緑肥です。そのくせこれがそのまま食べても結構おいしいのです。ちょっと豆のような風味がする草で「うまい、うまい!」といって畔で草を食べている我々の集団はどう見ても怪しい集団でした。

けれども普段の生活では確実に見逃してしまっているミクロの世界に子ども達と改めて見直してみるだけで、それは特別な世界へと変わるのです。ナズナなんててテッチャンはペンペン草と呼んで葉の所を細工してカラカラ音を出して遊んでいましたが、それを参加した小さなこども達に教えてあげるとワァワァいって楽しんでくれるのです。敢えてこんなアナログな時間を作って自然の中で遊ぶことがもしかしたら子ども達にとって今こそ求められているのかもしれません。

最後は調理。 野草でノビル以外の野草は大体、天麩羅で食事、となりました。

コメントをどうぞ