今週25日は長男シンの二分の一成人式がありました。
長女ミズの時にはなかったのですが、最近はほとんどの小学校で取り入れられている行事らしく、10歳になる4学年の最後の参観日に合わせておこなうようです。うちの小学校では通常体育館でおこなっていたのですが、ちょうど校舎の建替え中ということで今回は市の生涯学習センターの小ホールを借りてのちょっと贅沢な行事となりました。
年末から家でリコーダーをピーヒャラ・ピーヒャラ吹いたり、踊りの練習をしたりと何かと目の前でやっていたので何となくやることはわかっていましたし、前週には手作りの招待状までいただいていたので楽しみにして出かけました。 式では「手紙~拝啓十五の君へ」のリコーダー演奏、「この星に生まれて」の合唱に続き、全員による「将来の夢」の発表でした。みんなたくさんの父兄の前にも関わらず自分の夢を堂々と大きな声で語っていました。中には「プロ野球の監督」「釣り師」「高級レストランの皿洗い」など微笑ましい夢もありいよいよ長男シンの出番。
彼の夢はプロのサッカー選手でした。週末はよく野球とサッカーの練習をするのですが、ここ1年ぐらいの間に、ソフトボール、バレーボール、また野球、そしてサッカーとやりたい事がコロコロと変わっていきます。その都度習いたい、と言うのですが5年生になってからと答えています。 今は水泳教室だけに通わせていて小学校の間は続けさせるつもりです。長女ミズも小学校の間は水泳をやらせて体づくりにとても良かったからなのですが、その上で5年生になったらもう一つ好きなスポーツを習っても良い、と言っています。ということはサッカークラブに入ることになるのでしょうか?まだわかりませんね。
「夢」についてですが、男子は圧倒的に野球選手とサッカー選手、そして女子はパティシエが多かったです。それにしても男子のものづくり系の職業を希望する子の何と少ないことか。料理をものづくりと言っていいものかわかりませんが、料理人がたったの一人で大工さんや家具屋などの純粋なものづくりの職業を希望する子どもはいませんでした。小学校4年生ではまだ早いのかもしれませんが、ものづくり大国日本の危機はこんなところからも伺えるのではないでしょうか。
そしてもう一つ気付いたこと。それはお父さんの仕事がしたいと答えた子がたったの1人しかいなかったこと。私も内心ちょっと期待していただけにがっかりしたのですが、父親の影響力ってこんなもので良いのでしょうか。テッチャンの時は父親の職場見学があった気がするのですが、今はないのでしょうか。学校でないのであれば少なくともお父さん各人が自分の子どもに働く姿を見せていく事も必要なのではないでしょうか。
終了後に会場を出ると早速、友達のお母さんらしき人から声をかけられました。「ぜひうちのサッカークラブに来ませんか?」勧誘でした。
式の終了後にシンに贈った言葉を添えておきます。
まずは二分の一成人式を無事に迎えることができておめでとう。そして立派な演奏や、踊り、そして発表でした。これまでしっかり練習したおかげですね。 夢を持つことは素晴らしいことです。お父さんにも夢がたくさんあります。これからの10年間で新しい夢をたくさん持って、その夢を実現させながら二十歳の成人式を迎えてください。
最後に。よく考えたら長女ミズはあと4年で本当の成人式なんですよね。娘が二十歳になるなんて考えた事もなかったのですが、あっという間にその時はやってきそうです。そしてその時どんな事になっているやら・・・