昨日は昼からリアル熟議@福岡パート2に参加してきました。
これはフェースブックで友人が紹介していたものをフォローしたところ、テーマが「遊び」のだったのですぐに申込んだ会議です。
ところがこれまた不思議な縁で申込み後によくよく内容を確かめていると、実行委員長がむすび庵で顔なじみのイナマス先生だったのです。そして当日、会場についてこれまたびっくりでした。受付にはむすび庵で常連の九大のシカノさんが手伝っていたり、催しを紹介してくれたほっと二日市のシゲタさんが実行委員として開催準備をしているのです。他にもむすび庵で顔見知りの方も数名いて初めての参加にも関わらず人との繋がりを強く感じました。
熟議の方は事前にグループが決められ、ファシリテーターが各グループに配置されているなど最初から会議に集中できる環境が既にできていました。
講師陣には京都造形芸術大学教授の寺脇氏と九州あそびの研究所の中島氏のお二人で、まず「遊び」についてのお話があったのですが、寺脇氏は理論的な話、一転して中島氏は手を使った遊びの実践で、対象的なお二人の話でウォーミングアップとなりました。特に中島氏の手遊びは一瞬にして相手の心をわしづかみにして離さない強力なパフォーマンスで、我々も思わず本気で取組むほどでした。
熟議のほうはファシリテーターの進行に従いグループ毎に進められ、自己紹介、課題の共有、解決策の提示まで約2時間ほどかけておこなわれました。
我々のグループでは皆さん積極的で様々な意見がでました。最後はそれぞれの立場から子どもの遊びを豊かにするためにできる事を提案しました。
共通していたのは子どもを取り巻く様々なネットワーク(地域、学校、家庭)を連携させよう。そして社会に子どもの遊びをフォローできるシステムの必要で、そのための場所づくりも必要だ、ということでした。
終了後は各班のプレゼを見て回り、意見交換をおこないました。
それから講師、お二人からの総評。
中島さんからは、遊びは出来ないことが楽しい。伝承遊びとは友達から友達へコミュニケーションで伝えていくこと。遊びはK・Y・T(危険・予知・トレーニング)等など。
寺脇さんからは、遊びとは教育である。Good Looserたれ、負ける(間違い、出来ない)ことは悪い事ではない、むしろ良いことで、遊びからそれを学ぶ。今日の熟議は震災後の日本、これからの日本を考えることにも繋がっている。
そして最後の挨拶で教育同人社の森さんより、この熟議を次回に繋げていこうと締めくくられました。あっという間の4時間半でした。その後の障害者の方も働いている「ゆずり木」でおこなわれた懇親会にも参加して、会議ではお話出来なかった方々とも親しくなれて有意義な時間が過ごせました。
「遊び」はまさにモチャの永遠のテーマです。久々にテッチャンの脳が激しく活性化した半日でした。